放電加工のメリット
- HOME
- 放電加工のメリット
放電加工のメリット
世界トップクラスの技術力を誇る工業国として活躍する日本。エンドミルやドリルなどを使った切削加工とともに、高い技術力を発揮しているのが放電加工です。こちらでは、放電加工のメリットについていくつかご紹介します。
超高硬度材・超硬合金の高精度加工が可能
超高硬度材や超硬合金は非常に硬く、耐摩耗性・耐衝撃性に優れていることから、金型や切削工具などに用いられます。
そんな硬い素材を加工する際は放電加工が活躍しています。
放電エネルギーによって加工していくので、導電性のあるものであれば硬さを気にせず高精度の加工ができることは放電加工の最大のメリットと言えます。
放電によって深穴加工が可能
一般的な工作機械を使った切削加工では、高硬度材の細かい部分まで加工するにも限界がありました。
しかし、切削加工では細かい加工が不可能な素材でも精密加工を可能にしたのが放電加工です。
エンドミルやドリルなどでは届かない、高アスペクト比の深穴加工ができるのも放電加工のメリットと言えます。
高品位・高精度な小径深穴を追加工するのに最も適した加工工法で、極めて真直度や真円度の高い深穴を非接触で加工する事が可能です。
高精度な微細加工も可能
放電エネルギーを小さくすることで、微細加工が可能になります。
加工材料や形状などにもよりますが、ミクロン単位の高精度な微細加工にも対応することが可能です。
橋川製作所は長年の経験と実績で独自の放電加工を生み出し、高精度な微細加工を可能にしています。
複雑な形状も加工できる
機械による切削加工では諦めていた複雑な形状や角出しなどの加工を可能にしているのも、放電加工の魅力です。
ネジ切りやスパイラルといった形状に加工することも可能で、角にRがついてしまわないようキレイに角出し加工も行うことができます。
右の写真のような三日月形状の底付き穴の両端面の鋭角部の彫り込みは回転工具では工具Rが付いてしまうので、ワイヤカットで三日月形状の工具電極を作成し、非回転での転写工法が可能な形彫り放電加工法にて15°未満の鋭角部を最小ギャップ条件で超低消耗加工技術を駆使して対応致します。
マイクロレベルでの金型加工を依頼したいとお考えの法人様は、お気軽に橋川製作所へご連絡ください。
橋川製作所では、独自の理論で放電加工を体系化して「高速・高品位・高精度化」技術の確立に成功しました。
従来は導電性の金属素材が放電加工の対象でしたが、橋川製作所で新たに開発した独自条件によってセラミックスの超精密加工も可能にしています。
実用性評価用の試作依頼も随時承っておりますので、高精度加工のことならお気軽にお問い合わせください。