2020/08/19
「放電加工技能職人」への道は果てしなく遠く、ライフワークとして生涯をかけて、真摯に謙虚に取り組むべき長き道のりです。
我々が決してご指導できるものでもございません。ただ、「技術立国日本」が目指す方向性に沿った形で、これまで大いなる自己犠牲によるスキルUPのための積極的投資を、牛歩ながらも歯を食いしばって継続してきた結果、最先端の研究開発を担っておられる様々な分野の専門家の先生方から、弊社のコア技術である「微細放電加工技術」による「試作開発支援事業」が目に止まるようになりはじめており、そういった方々がトライアルのご決断をしていただければ、お役に立てる事例が数多く見受けられるようになってきています。
半導体をはじめ、航空宇宙や医療関連機器、電子機器や生活家電、自動車やロボット分野など、零細企業でありながらも「オールマイティな課題解決力」を有する技能職人の経験知を集大成して一点集中した結果、最適専用工具を自作することから着手し、独自のチューニングノウハウを駆使した最適加工条件の選定と機上測定補正技術など、他の追従を許さない技術水準にまで高めることに成功し、さらなる高みを目指した補完研究を継続中です。
「ものづくりで困った時の駆け込み寺」としての認知度が浸透してきたお蔭で、日替わりメニューの難加工依頼品が次々と飛び込んでくるようになってまいりました。自らの都合を封印し、お客様の無理難題に臨機応変に特急対応で対峙するような環境に身を置くことで、場のエネルギーに同調できさえすれば、日々の積み重ねによる経験知がやがて大きな財産となり、スタートダッシュは決してありませんが、振り返ってみれば自らの成長を感慨深く見つめ直すことが、遠い将来には必ずやってくるものと期待したいと思います。
厳しい環境に身を置く事で、自己成長を図ろうとする末頼もしき同志として、心より歓迎させていただきますので、是非チャレンジしてくださいますようお願い申し上げます。