放電加工の高速・高品位・高精度化技術
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当社の強み 4つのオンリーワン技術
図面形状の総型電極を転写させることを基本とする形彫り放電加工法は汎用工具を用いず、専用工具を自作してからの対峙断面加工となるため、特殊加工の中でも最も技術の習得が難しく、データベース依存型学習法では限界があります。
当社では独自の理論を体系化して「高速・高品位・高精度化技術」の確立に成功し、次世代の技能者育成を図るべく技術指導にも力を入れております。
放電加工とは
自然界の落雷現象を応用した電気加工技術で、従来の機械加工では困難な難加工領域を補完的に追加工する役割を担っており、ものづくり日本の根幹を支えてきた重要技術のひとつです。
専用加工液中で毎秒数千から数十万もの落雷制御による気化爆発現象を加工エネルギー源にしており、非接触で高精度対応が可能なことから微細加工が得意領域ですが、単発放電の繰り返しですから、除去量が多くなると決して速い加工法ではないところが最大の欠点で、多くの企業が積極的な取り組みを断念してきました。
すなわち、自動化・無人化による生産性向上を目指すには不向きな工法である、と結論付けられたのです。
しかし、ものづくりの軽薄短小化ニーズに応えていくためには、必要不可欠な技術であることに変わりはなく、わが国中小零細企業こそが担うべき最適最重要課題だと考えています。
セラミックスも加工可能に!
セラミックスの多くは絶縁材料でしたが、軽薄短小化ニーズに応えた商品開発が進む過程において、静電気破壊リスクが表面化し、その対策として数%程度の導電性材料混入による半導体セラミックスが実用化されています。
汎用の放電加工法では絶縁材料比率が高いと極間制御が機能せず、安定放電が損なわれ、アーク不良に至る確率が極めて高いのですが、当社で新たに開発した独自条件により、世界で初めて導電性セラミックスの超精密加工技術の確立に成功いたしました。
本技術は平成21年度第3回「ものづくり日本大賞」へひろぎん経済研究所様より推薦を受け、栄えある「中国経済産業局長賞」を受賞いたしました。
実用性評価のための試験依頼を随時承っておりますので是非ご相談ください。
放電加工=橋川製作所
当社では30有余年にもおよぶ貴重な経験をベースとした独自の放電加工ノウハウを体系化しており、様々なニーズに臨機応変に対応可能な技能士の育成に力を注ぐとともに、産学官連携の先端技術開発事業への参画や、技術講演・技術指導・受託加工など、幅広く対応しておりますので是非活用してください。
日々進化向上の精神で、様々な無理難題に果敢に挑み続ける逞しい精神力を有した特殊加工のスペシャリスト達が、独自のチューニングノウハウを駆使して、課題克服に向けて日夜努力し続けています。
ものづくりの現場で行き詰まった時の駈込み寺として、多方面から絶大なる信頼を寄せていただいています。